「よくわからないけど、有名だからこれが良いかな?」
「時間の余裕もないし、本選びで失敗したくない…」
最近、大学3年の秋以来に読んだので、上記について書きました!
結論、『絶対内定』はかなり難しいので、知人におすすめされても、無理に使う必要はありません。
社会人の方がよく学生におすすめしているイメージです。
本書の特徴、おすすめする人、おすすめの自己分析法を書いていくので、ご自身にあった方法を見つけていただければと思います。
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『絶対内定2023 自己分析とキャリアデザイン』の良い点
- 絶対内定の良い点①:安心のロングセラー
- 絶対内定の良い点②:トップ内定を目指せる内容
- 絶対内定の良い点③:会社員の残酷な実情がわかる
順に解説していきます。
絶対内定の良い点①:安心のロングセラー
「13年連続 大学生協売上 第1位」で、やっぱり安心感があります。
また、著者が就活塾「我究館」で、多くの学生と接してきた経験がある点も、安心につながります。
絶対内定の良い点②:トップ内定を目指せる内容
難易度は高いですが、食らいつければ、「ただの内定」ではなく「トップ内定」が狙える内容です。
面接官に「選ばれる」のではなく、きみが「選ばせる」のだ。
『絶対内定2023 自己分析とキャリアデザインの描き方』より引用
必要なのは「自己分析の結果」を知ることではない。心から自覚することだ。(中略)その過程を通じて「本当にそうなのか?」「なぜ?」「ほかには?」と、自分に何度も何度も語りかけ、悩んだり、自分の至らなさに気づいて落ち込んだり、(中略)そして、あるとき、自分の心からの思いをリアルに感じ、モヤモヤとしたものが晴れて、これまでの自分を受け入れ、内面が変化していくのを感じるだろう。
『絶対内定2023 自己分析とキャリアデザインの描き方』より引用
はじめは暑苦しかったけど、第2章に入る頃には「確かにそのとおりだ…」と感じてました。
絶対内定の良い点③:会社員の残酷な実情がわかる
生々しい実情が、将来を考えるヒントになります。
僕はかつて、自分や周りの友人などの経験から、社会に出ると、一般に頭の良さ(深く多面的に考える力など本質をとらえる力、回転スピード、問題意識、発想力など)は、学生時代の5割増しから10割増し位研ぎ澄まさるつものだと思っていたが、逆に後退している人も本当に多いのが現実だ。
『絶対内定2023 自己分析とキャリアデザインの描き方』より引用
『絶対内定2023 自己分析とキャリアデザイン』の注意点
- 絶対内定の注意点①:具体的なノウハウはない
- 絶対内定の注意点②:重要なことが多すぎる…
- 絶対内定の注意点③:やっぱりちょっと暑苦しい
順に書いていきます。
絶対内定の注意点①:具体的なノウハウはない
あるのは自己分析ワークシートのみです。
就活スケジュールなどの基本情報や、面接のコツなどは記載がない点は、注意!
絶対内定の注意点②:重要なことが多すぎる…
「結局何が重要なの?」となる人が多いと思います。
最初から322ページまでに、自己分析が解説されてますが、あっちこっちに要点があって、多すぎるためです。
11章の「できる人材の本質30カ条」は「そりゃあ全部できたらトップ内定だろうよ…」って思いました(笑)
絶対内定の注意点③:やっぱりちょっと暑苦しい
終始熱い内容なのですが、文字だけで最後までこの熱量についていくのは、実際難しい気がします。
また、↓のワードが頻出です。
- 親への愛
- 仲間との絆
- 仲間と語り明かした
ぼっちな僕は、ダメージを受けました(笑)
>>関連記事:【朗報】就活で友達いなくても「一目置かれるぼっち」って道もあるぞ
【補足】Amazonレビューにご注意
購入ページのレビュー数が、実態より盛られています。(なぞですが…。)
【2023年版】
- 購入ページ:レビュー14件、平均★4.3
- 実際 :レビュー3件、平均★3.7
【2022年版】
- 購入ページ:レビュー103件、平均★3.5
- 実際 :レビュー件19、平均★2.8
※「実際」のところには、僕が数えた結果を書いています。
『絶対内定2023』で自己分析をするのが、おすすめな人
以上をふまえてどんな人におすすめかを書いていきます!
おすすめする人- おすすめな人①:トップ内定したい
- おすすめな人②:生きる目的を本気で考えたい
- おすすめしない人①:現在が3年の冬以降である
- おすすめしない人②:人より時間がかってしまう
おすすめな人①:トップ内定したい
本書はトップ内定ができるように書かれており、トップ内定した学生のエピソードも頻繁に出てきます。
トップ内定に向けた方法や、トップ内定に必要な行動量は、なかなか知れないので参考になるはずです。
おすすめな人②:生きる目的を本気で考えたい
「せっかく自己分析をするなら内定を目指すんじゃなくて、生きる意味まで考えたい」という方にもおすすめします。
かなり難しく、挫折する人も多い気がしますが、その過程で学べることもあると思います。
おすすめしない人①:現在が3年の冬以降である
部活・勉強・恋愛・サークルを、全力でやることが前提の内容なので、遅くとも3年の夏から読んでおきたいです。
「就職浪人覚悟で頑張る…!」という方でもない限り、3年の冬以降に使うのはおすすめできません。
おすすめしない人②:人より時間がかかってしまう
94種類のワークシートを「20回程度はやり直してほしい」とのことですが、要領の良い方以外は現実的ではないです。
「この量をしないと完璧にならない」「できない自分はだめだ」ということは全くないので、自分にあった方法を探してください。
実は僕は学生時代に、1日で挫折しました(笑)
『絶対内定2023』以外のおすすめ自己分析
- おすすめの自己分析①:『受かる!自己分析シート』
- おすすめの自己分析②:エージェントを壁打ちに使う
- その他:逆求人サイトに登録しておく
それぞれ書いていきます。
おすすめの自己分析①:『受かる!自己分析シート』
- 順番に答えるだけで自己分析が完了
- なんと、自己PRまで作れてしまう
- イラスト、文章すべてがハイクオリティ
圧倒的にわかりやすく、挫折しにくいのに、高い精度の「自己分析」ができてしまう本で、個人的に衝撃でした(笑)
>>関連記事:『受かる!自己分析シート』超絶わかりやすくてびっくりした(ー_ー)!!
そもそも就活をよくわかってないという場合は、トイアンナさんの『確実内定』をおすすめします。
自己分析のやり方は、結構偏ったものですが、「就活の全体像」、山場である「ESや面接の極意」がわかりやすく参考になります。
>>関連記事:【書評】トイアンナさんの『確実内定』どんな人におすすめ?
その他で、おすすめできる本もまとめています。
>>関連記事:自己分析におすすめの10冊(実際読んだ本から)
おすすめの自己分析②:エージェントを壁打ちに使う
「自己分析やってみたけど、何かしっくりこない」
「うまくできる自信がなくて、不安…。」
という場合は、エージェントを使うのもありです。壁打ちというのは↓の感じ。
◯◯な理由で、✕✕を志望してますが、なんかしっくりこないんです…。
では質問ですが、なぜ◯◯を企業の判断基準にしてるんですか?
えーと…。小学校の授業で…。あと大学のサークルも関係あるかも。
いい感じですね!そこを一度ご自身でまとめて、次回また教えてください。
わかりました!
無料で相談にのってもらえて、合わないなら、担当者を変更したり、利用をやめたりできるので、ぜひ使ってみてください。
一人で継続して頑張ることは難しいので、「登録して、頑張らざるを得ない環境を作る」というメリットもあります。
複数社登録して一番合うエージェントを使うのがおすすめですが、詳細が気になる場合、下記を参考にしてみてください!
>>関連記事:【就活エージェント】そんな使い方では内定できません(´・ω・`)
>>関連記事:結局自分で決めるしかない。他人任せでエージェントを使うのは危険!
その他:逆求人サイトに登録しておく
自己分析じゃありませんが、逆求人サイト(登録すると企業からオファーをもらえる)への登録もまだでしたら、しちゃうのがおすすめです。
僕のときは、一部の就活生だけという感じでしたが、今はほとんどの学生が登録をしているので、機会損失になってしまいます…!
>>関連記事:逆求人サイトを使う際の、メリット・デメリット
『絶対内定2023 自己分析とキャリアデザイン』のおすすめの使い方
「難しいのは承知で挑んでみたい!」という方向けに、書いてみました。
- 使い方①:我究館を利用する
- 使い方②:友人とメンターを巻き込む
- 使い方③:頭から順番に全部読まない
使い方①:我究館を利用する
一番良いと思うのが、著者が運営する「我究館」を利用することです。
もちろんお金はかかってしまいますが、これだけの量を一人でするのは現実的ではないからです。
我究館のHPを見てみると今年になってオンラインクラスを設立されたようです。
使い方②:友人とメンターを巻き込む
一緒に本書に取り組む仲間、メンター(先輩やキャリアセンターの方)を探してみてください。
友人を巻き込むのも抵抗がある場合、別の本を使うのをおすすめします。一人でできる量じゃないですし、この本のやり方が合ってないとためです。
友達・先輩を巻き込んだ経験は、自己PRにもできる気がします!
使い方③:頭から順番に全部読まない
かなり量があるので、適度に飛ばし読みしてください。
具体的には、4章、5章、6章は、優先度が低そうなので、飛ばしてOKだと思います。
各章の終わりに、まとめがあるので、いったんそこだけ読むのもありです。
まとめ:無理に『絶対内定2023』で自己分析する必要はない!
本書の特徴- トップ内定を目指したハイレベルな内容
- 内定をもらうことをゴールとしていない
- 分量が多く、熱い内容で合わない人も多そう
- トップ内定したい人
- 「生きる目的」を本気で考えたい人
といった本でした。
正直、ほとんどの人にとって難しすぎるのではないかと思います。
しかし、ビビッと来る部分があれば、僕の感想なんてノイズなので、買って確かめてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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