結局転職したけど、後悔ゼロです【就活の土台を考え直す】

stones-picked-up 就活全般

こんにちは、みのり(@na_minori)です。

僕は「将来を左右するから絶対後悔したくない」と就活をしていました。結局2年目で転職を決意しますが、幸い後悔はありません。

転職の面接で就活に未練がないことをキッパリ伝えると、複数の企業人事の方に「へぇー珍しいですね」「それは良いことですね!」と言っていただけたことがあり、このテーマに関しては書けることがありそうです。

読んだら後悔しないと保証はできませんが、悩み続けるより間違いなく現実的です。土台となる考え方を変えるだけなので、気軽に試してみてください。

就活に後悔がある人は多い

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就活に後悔がない社会人は27%

パーソルキャリア社が社会人に行った調査」でこんな結果が出てますが、わざわざデータで見なくとも「入社後ミスマッチ」は周知の事実レベルですよね。

ちなみに「10年後の自分を見据えて業界を選べばよかった」という後悔が多いようです。

「もっと自分の将来を見据える」で解決するのか

先ほどの後悔に対して、一般的に「もっと自分の将来をイメージしよう」とアドバイスされますが、そう言われただけで後悔する人は減るとは思えません。

それは、「もっと将来の自分をイメージしよう」には「入社後もずっと満足できる会社に入れるように…」という前提が隠れてますが、その前提こそが後悔の元だからです。

一発で理想の会社に入れないし、その必要もない

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確かに入社後に後悔しない会社の方が良いです。わざわざ入った会社を辞めるのは抵抗があるし、また面接をするのも大変そうですよね。

しかし、働いた経験がないのに一発でそんな会社に入れますでしょうか…。

経験不足でわからない

第一に働いた経験なしで決めるのは、幼稚園児に英・数・国・理・社の5科目から一つ選んでもらうようなものです。

また、仕事選びでは働く以外の経験も重要です。例えば「社会人1年目に初めて音楽フェスに行ったらとても疲れた」という経験も必要になります。こうした経験の蓄積がヒントになり「何が合って、何が合わないか」が見えてきますが、経験の蓄積が少ないとヒントが足りなくて「何が合うか」判断が難しいからです。

能力不足で不合格なんてザラ

大手企業の平均倍率は2.4(参考サイト)のようです。こう聞くといける気もしますが、認知度の高い企業は極端に高く、例えば雪印メグミルク社は334倍…。

僕はキユーピーが第一志望でしたが見事落ちました(汗)

そもそも新卒で理想の会社に入る必要はない

「生涯一社に勤める」という前提が崩れて希望退職を募る企業も増えてます。別に一発で理想の会社を見つける必要はなく、転職しながら理想に近づければ十分じゃないでしょうか。

夢を壊すようなことですが…。

【結論】現時点でベストと思える仕事を自ら選ぶ

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「入社後もずっと満足できる会社に入る!」という前提で就活が行われますが、経験不足・能力不足で理想の会社には入れないことが多いので、その前提が良くないと書きました。

「じゃあどんな前提で就活をするんだよ」というと、「現時点でベストと思える仕事を自ら選ぶ」です。

「現時点のベスト」とは?

1年後に振り返ったとき「今思えば甘いとこあるけど、あの時点では良い判断かな」「あのときなりに必死に考えてたな」と思える状態です。

アスリートでいう「力を出し切ったので後悔はありません」という状態ですが、まだわかりにくいので例(僕の実例)を書きます。

実際の例

僕はこのような流れで内定しました。

  1. やりたい仕事がどうしてもわからない
    (経験不足・能力不足)
  2. とにかく足を使ってエージェントに相談、説明会に参加
    (やれることをする
  3. 説明会を回って行きたい会社が見つかったが、不合格
    (経験不足・能力不足
  4. 引き続き説明会に行ってピンとくる企業を探す
    (やれることをやる
  5. 持ち駒の中で一番と思う会社に内定するまでやめない
    (やれることをやる)

そしてこれは入社後のことです。

  1. 始めはやりがいを感じながら働く
  2. 今の仕事をやり続けてもスキルアップは難しいと感じる
    (働いて初めて分かったこと)
  3. 他の仕事に魅力を感じる
    (働いて初めて分かったこと)
  4. 転職する
    (→後悔はゼロ)

能力不足・経験不足でつまずいてますし、「実際に働いてみたら違った」ということもありました。

しかし「自己分析」「エージェントへの相談」「逆質問での疑問解消」など必要と思うことは時間が許す限りやったので「あれだけやったんだから」という気持ちで後悔していません。

ちなみに先日のツイートですが

これも「やれることはやる」の一例です。

妥協して良いという意味ではない

念の為補足すると、能力不足でつまずくのは仕方ないと書きましたが、妥協して良いということではないです。

例えば「興味がある業界のトップのA社は能力的にきつそうだから…」と応募しないと、1年後に「厳しいとはいえ挑戦するチャンスだったけど俺なにもしなかったな…」と後悔するはず。

ベストな選択のために判断材料を集める【鵜呑みにしない】

Adventure in the mountains

自己分析・企業研究などで判断の材料を集める必要がありますが、誰かから聞いた情報を鵜呑みにせず、自分の目で見て感じたことを重視してください。

自分の目で見たことを重視する

誰かから聞いた情報は、自分の目で見て分かったことには敵いません。

高校時代に大学調べをするなら、パンフレットやネットの口コミを見るよりも、オープンキャンパスに行ったほうが良いですよね。同様に気になる会社があるなら説明会やOB訪問で実際に感じた方が良いです。

もちろん自分より経験のある人のアドバイスは役立ちますが、アドバイスは聞いただけでは不充分で、自分でやってみて初めて理解できると思います。

自己分析に煮詰まると、その場で考え込んでしまいがちですが、行動に移してわかることもあります。例えば旅行をしてるときが落ち着くという人の場合、実際に旅行をして「自分はなんで旅行中に落ち着くんだろ」と考えると何か見えてきます。

複数の情報を比較する

誰かから聞く場合、自分に合わない可能性もあるので複数の情報を比較します。例えば僕は1人でいるのが好きなタイプなので、飲み会が好きな人が書いた記事だとたぶん合いません。

具体例として、自己分析のやり方を調べるなら本を3冊読みます。もし3冊ともに書かれていたら重要と分かります。もし1冊にしか書かれてなくても自分がとても共感することなら、しめたものです。

複数のネット記事を読んだうえで合いそうな本を買う、というのでも大丈夫です。

(補足1)自己分析が途中ならインターンに申し込もう

僕もそうだったんですが、自己分析が半分しか終わってないからインターンに申し込んでないという人は多いと思います。

そんな場合は、暫定の自己分析で1dayインターンに参加してみてください。話の内容が本に書かれていることと全く一緒だったとしても、企業人事から直接聞く方が感じることが多いはずです。

エージェントに相談もおすすめです。自分の言葉で伝えようとしているうちに自分で勝手に解決したりします。※エージェントも自己分析を手伝ってくれますが、あくまで参考です。

(補足2)最後は自分で決めないといけない

こんなふうに判断材料を集めていきますが、残念ながら全て集めることはできません。タイムリミットもありますし、企業の実情なんて働かないとわかりません。

ここでは不充分な情報をもとに、自分で予想しながら決めるのですが難しくて「誰かに正解を決めてほしい」とエージェントや適職診断を頼りたくなります。

しかし踏ん張って自分自身で判断しないと、「あの人の言ったとおりにしたから失敗したんだ」という気持ちになりかねないので、自分で勇気を持って決める必要があります。

>>参考:他人任せでエージェントを使うと後悔する

まとめ

solution idea

一般的には「入社後もずっと満足できる会社に入る!」という前提で就活が行われています。しかし経験不足・能力不足という壁があり、現実的ではありません。

そこで「現時点でベストと思える仕事を自ら選ぶ」ということをおすすめさせていただきました。

無理な目標を掲げて落ち込むのはもったいないので、できる限りの目標で後悔のない企業選びになればと思います!

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