- HSP診断やったらすごい当てはまる
- 自分ってHSPみたい。だから就活進まないのかな
- 周りみたいにできないし無理な気がしてきた…
2〜3年前から知られるようになってきた「HSP」。自分もHSPと知って、就活に自信を失くしている方も多いかも知れません。
じっくり考えるのが好きなHSPの人にとって、やることが急に増える就活は負担です。不安も大きいと思います。
そこで、僕自身の就活失敗談を書いてみました。
- 就活で苦戦した経験(失敗談)
- 経験を振り返りHSPの人がやると良いこと
自分ごとで恐縮ですが
僕の就活生時代- 3年の7月に開始するも4年の9月まで終わらない
- 背水の陣で量をこなし面接100回以上。最終的には有名企業も内定
- 当時気づいてなかったけど母譲りのHSP
小学校のときから「◯◯くん考えすぎ(笑)」と言われてました・・
全てありのまま書いています。
少しでも気持ちの整理になれば幸いです。
\就活の「練習試合」に挑戦しませんか?/
はじめに:HSPはみんな就活がつらい?→そんなこともない
痛みに敏感なHSPにとって、「受かる」より「落ちる」が多い就活はつらいもの・・しかし、あきらめる必要もないと思っています。
HSPは特徴であって欠点ではないからです。
特徴を正しく知ると、HSPにしかない強みが見えてきて、HSPなりの戦い方があると気づきます。
✕:HSPは欠点
◯:HSPは特徴
✕:HSPだと就活はうまくいかない
◯:HSPの特徴を活かせば普通に戦える
僕が就活に苦労したのも、HSPの長所や短所を分かっていなかったから。
「HSP=就職無理」ではないので、ご安心いただければと思います。
HSPな就活失敗談1:凝りすぎて終わらない自己分析
HSPには「ものごとを深く考える」という特徴があります。
そのせいか15ヶ月も就活したのに自己分析が終わりませんでした。
実際にあったこと
その日も机に向かうも「あーでもない、こーでもない」と時間が経過するだけ。
しょーもないと言われそうですが頭の中ではこんなことを考えていました。
- 「高校時代どんな人と仲がよかった?」って仲良いってレベルの人いないし・・
- 無料診断したら、自分が考えたのと違う強みが出た。自分のやり方間違ってる??
- 全然進んでない。とにかく終わる気がしない。
そんな調子で上手くいかず
- 自己分析本2冊
- ストレングスファインダー
- 就活エージェント4社
その他にもいろいろ試すも全部ダメ。
>>関連記事:『さあ才能に目覚めよう ストレングスファインダー』での自己分析は要注意
>>関連記事:【就活エージェント】相談を結果につなげる7つのポイント!
「完璧な答え探しすぎだよ」
エージェントから言われても何かモヤモヤしたままでした。そんな状態で家に帰ってもやる気が出ません。
そして時間だけが過ぎていき
- このままじゃどこにも応募できない・・
- ESの締め切りも近いし今回はとりあえず応募するしかない
と自己分析を中断。そしてESを書いていました。
やる気はあるけど、「自己分析→ES締切に間に合わない→中断してES記入」の繰り返し。結局、自己分析が進みませんでした。
振り返ってみて
△もっとこうしておけば
- ふだんから興味があることは小さなことでもやってみる。
→【短所】HSPは慎重になりすぎる
どんな「やり方」も上手くいかなかったのは「経験の量」が足りなかったから。と今ならわかります。
やりたいことは急に出てくるものではなく、今までの経験をヒントに導くものです。
僕はヒントが2〜3個の状態で謎解きをしていたようなもので、初っ端からハンデを負っていたのです。
多少お金がかかったり面倒に感じたりしても、興味があるなら1度やってみることにしています。「ウーバーイーツを頼む」とか「本を買う」とか。
「でも、今から経験を増やしても就活では間に合わないじゃん?」
と感じるかもしれません。
確かに3年生の3月以降なら、今の経験量で戦うしかありません。
しかし、自己分析のヒントとなる経験が少なくても、何かしらできるはずです!
僕は経験が少ないうえに、コンプレックスもありました。
それでも冷静になってみればできることは見つかったので、「しょぼくてもやれることをやっていくのみ」のスタイルで進めてみてください!
>>関連記事:【判明】文系陰キャがたどり着いた就活戦略 “ドライな陰”になれ!
>>関連記事:「就活できないのが甘えかどうか」はさておき、できることを探そう!
◯やって良かった
- それでも手を抜かずに自己分析をした。
→【長所】HSPは継続が割と得意
手がかりが少なかったとはいえ、諦めずに続けたのはよかったです。
当時は0か100かで捉えていて、「何も進まなかった…」と落胆してましたが、結論に到達できなかったものの確実に近づけました。
「ここまで考えて出なかったんだし」と割り切れたのもそのおかげです。
なかなか結果が出ないと「この自己分析で大丈夫かな」と不安になりますが、本を読んで軌道修正をしながら継続するのがおすすめです!
>>関連記事:【断トツおすすめです】『受かる!自己分析シート』の評判と感想
>>関連記事:自己分析におすすめの10冊 〜就職・転職時に読んだ本から〜
>>関連記事:【HSP】「集中できない」から卒業!作業がはかどる簡単習慣!
HSPな就活失敗談2:面接3日前にはりきって準備するものの・・
その場その場で対応するのが苦手なので、面接前は準備に力を入れました。しかし、あれもこれも準備しようとするも、現実は思うように進まず自己嫌悪に陥っていました・・
実際にあったこと
ESとWEBテストをパスし「いざ面接!」となった日のことです。
面接までは時間的余裕もあって「質問されそうなことの答えつくろ!」とモチベーションが高いです。
志望度が高い企業だと
- 企業理念
- 求める人物像
- 企業のHPの会社概要
- 先輩社員のインタビュー
- ESに自分が書いた志望理由
「これ全部見て自己PR作り込むぞ!」と意気込んでました。
「計画通りに終わらなくない?」という予感は日に日に大きくなりますが、途中で変更するのは自分が失敗したのを認めるようで受け入れられませんでした。
面接前日の夜になってようやく「終わらない」と受け入れるもショックで切り替えられないまま寝落ちして翌日を迎えます。
「あ、やばい!!!」
面接当日の1時間半前になってようやく気づきます。
「面接の質問考えてない。てかその前に遅刻する!!!」
焦って服を着替えて家を飛び出しました。見られると恥ずかしいけどダッシュで駅に向かうしかありません。
タイミング良く乗れた電車の中では一安心しながらも、間に合うかどうかで頭がいっぱいです。
結局、準備途中のメモは一切読まず緊張と罪悪感を抱えて面接会場に入りました(笑)
幸か不幸か時間に間に合ってしまい、その後も繰り返しました・・
絶対誰かに見られてたと思う・・
振り返ってみて
△もっとこうしておけば
- あれもこれもでなく、まず優先すべき答えを用意する
- 自己PRなどを喋ってスマホに録音する
→【短所】HSPは頭でっかちになりがち
細かく考えられるがゆえに「ショート」してしまっていました。
「まず自己PRと志望理由だけ」と絞って考えるべきでした。最低限のものができてから追加してもいいですし。
また、最低限の練習もしておくべきでした。
練習なしでは面接官を前に萎縮してしまいます。とはいえ、丁寧に練習をしようとすると「あれもこれも」となって、結局練習にたどり着けないので、最低限にすべきです。
具体的には、スマホの録音を使った練習をおすすめします。
僕が転職時にやってみて一番良かった練習です。お金も時間もかからないし「家で練習した!」と自信になります。
手順は次のとおりです。
【5分でできる】録音の5ステップ
- 自己PRで話す内容を準備する
- 話しながら録音アプリで録音する
- 恥ずかしさをこらえて聞いてみる
- もう一度録音する
3のところがかなり恥ずかしんですよね(笑)
僕は就活時に録音をアドバイスされたのにやらなかったのは、自分がイケてないのを目の当たりにするのに耐えられないからでした。
そこで
恥ずかしい方へのアドバイス
- 「うわ意外と滑舌悪いな」「なんか不自然だな…」ってなります。
- でもそれは普段みんなにバレてます。
- 恥ずかしさを振り切れば面接中も普段も話を聞いてもらいやすくなれます。
- 寝癖ないか鏡でチェックするのと同じ!
原稿見ながら読んでもOKなのでまず1回やってみてください。1分でできます(*´∀`*)
>>関連記事:HSP丨面接官と目を合わせて話せない…【体験談と対策】
◯やってよかった
- 準備に時間をかけるという戦法をとった
→【長所】計画を立てるのが得意
いろんなアドバイスがありますが、自分にあったものを選んだのは正解でした。
「面接は相手の反応を見ながら」
「相手に合わせて言う内容を変える」
というアドバイスは、話すのが得意な人向きです。言い換えると飲み会を盛り上げられる人です。
HSPさんは無理に周りに合わせず、準備に力を入れるのが良いと思います!
>>関連記事:【もう怖くない】HSPさんが面接中も心に余裕をもつための準備5選
HSPな就活失敗談3:合否通知が怖すぎる
誰しも合格通知は怖いと思いますが、刺激に敏感なHSPの人はなおさら。
合否メールの文面・件名を見ると今でもゾクっとしますが、当時も相当引きずりました。
実際にあったこと
ある夕方のことです。昼過ぎからあったグループディスカッションが終わって家に帰るところでした。
悪くない手応えで駅に向かう途中肩の力も抜けていきます。
「早く着替えて今日はゆっくりしよう〜」と帰りの電車に乗り込みました。
しばらくして1件メールが来ているのに気づきます。
さっきグルディスがあった企業からでした。
「うわ、はやw」
と思って見てみると、
厳正なる審査の結果、まことに残念ではありますが…
「え」
初めてのことではないですが、頭の中が空っぽになるあの感じ。
「大丈夫、気にしない!」とその場では考えないようにするも電車から降りて改札を出た頃にはまた思い出してしまっていました。
家についてとりあえずご飯を食べたらネットで同じような状況の人の経験を読み、気づいたら寝ていました。
振り返ってみて
△もっとこうしておけば
- モヤモヤした感情を紙に書き出す
→【短所】刺激に振り回されやすい
紙に書き出すのは「エクスプレッシブ・ライティング」っていう科学的にも根拠がある方法です!
自分ひとりで考えていて、悩みの沼にはまって抜けれなくなった。
悩んでいる友達や後輩に対しては「こうしてみたら?」っていうアドバイスが思い浮かぶ。
こんな経験は無いでしょうか?
紙に書き出すと自分の悩みを外に取り出すことができ、誰かにアドバイスするみたいに考えられます。
>>関連記事:【A.紙に書きなぐれ】就活のストレス解消法おしえて(´・ω・`)
>>関連記事:【HSP】「集中できない」から卒業!作業がはかどる簡単習慣!
◯やってよかった
- 落ち込みながらも就活を続けられた
→【長所】HSPは継続が得意
落ち込んでも諦めなかったのは良かったです。
これは我ながら頑張ったと思います。しかし周りと比較をして、なかなか内定しない自分に何度も落ち込んでいました。
HSPさんは俊敏な立ち回りが苦手な分、継続が得意です。すぐに終わると期待しすぎず、始めから長期戦を見越して戦うほうが良いかもしれません。
就活に要した期間が3ヶ月でも、1年でも、来年の4月には同じ社会人。焦らずやっていきましょう!
>>関連記事:【茶番?】就活が馬鹿らしい理由とそれでも頑張る方法【疲れて気力がでない】
まとめ:HSPさんは周りに流されず、自分に合う就活スタイルで!
僕は上記のような失敗を経験しましたが、正しくHSPの特徴を理解してれば強みを活かせたと思います。
HSPは「ささいなことも気になって生きづらい」と捉えられがちですが特徴を知って
「繊細だからこそこんな方法で合格を目指そう!」
と強みを活かしていきたいですね!
最後にもう一度ポイントをまとめます!
△もっとこうしておけば
- ふだんから興味があることは小さなことでもやってみる。
- 詳しく考える前に最低限の答えを用意する
- 自己PRなどを喋ってスマホに録音する
- モヤモヤした感情を紙に書き出す
◯やってよかった
- 経験量が少ないけど手を抜かずに自己分析をする
- 準備に時間をかけるという自分にあった作戦をとる
- 始めから期待しすぎず、長期戦を見すえて就活する
気になるものがあったら一つでも実践してみてください。
\就活の「練習試合」に挑戦しませんか?/
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