読んだとおりにやったのに、
言われたとおりやったのに、
それでも上手くいかないことも多いですよね。
ただ、一筋縄ではいかないっていうのは、
新しい知識を身につけるチャンスとも言えます!
これを読まれている方は学習意欲が高く、モチベも維持されているので、何かを習得するうってつけのタイミングだと思います!
就活・転職時に読んで本当に良かった10冊です。
参考になれば幸いです。
自己分析編
①『受かる!自己分析シート』田口久人(おすすめ)
1冊目に紹介したくなるほど全体的に良いのですが、
一番画期的なのは「どこまでやったら終わりか」が明確な点です。
具体的には、41枚のワークシートに記入していくと、自己分析や自己PRが完成するという作りになっています。
この手の「◯◯するだけ」ってやつは、「ノウハウを並べただけ」か「理論的にはそのとおりでも、作業量や方法が現実的じゃない」のどっちかだからな…。
疑り深い僕はこう思ってましたが、違いました。
理論的にも明快で現実的な方法であり、「2008年9月の本なのに、なんで人気なんだろ」と思ってましたが、納得でした。
複雑な自己分析が驚くほどシンプルに解説されており、
- 自己分析を始めたばかり
- 複雑に考えすぎてよく分からなくなった
こういった方に本当におすすめです。
>>関連記事:『受かる!自己分析シート』の評判は?どんな人におすすめ?
②『メモの魔力』前田裕二
「自己分析は一生やり続けるもの」と理解させてくれるので、長期的に見て正しい判断ができるようになります。
目先の「内定」に絞ったノウハウがピックアップされますが、
- 内定がゴールなのか
- 将来の成長がゴールなのか
によって、その場でとる行動が微妙に変わってきます。
「あれ…。今までこうしてたけど、そもそもやるべきは…。」と立ち止まって軌道修正してくれる本です。
就活のノウハウや概要の記載はないものの、
- 著者のエピソードやる気にさせてくれる
- 深く考える方法を学べる
こういった特徴もあり、ノウハウ本と別に1冊読んでおきたいという感じです。
③自分の才能の見つけ方 本田健
感情から才能を見抜く方法がこの本独自のもので、新しい気づきを与えてくれます。
自分が何が好きで、何が得意なのかというのは、見えるものじゃなくて明確には分からないと思います。
「これかな?」と思えるものがあっても
- 本当にそうなのかな
- 何か違う気もする
- 別の一面もあるんじゃないかな
と、はっきりしません。
僕はこういったときに、感情から紐解く方法で考えてみたら、「これかな?」という思いに、より確証を得ることができました。
「一般的な方法でやったけど、もっと違う角度からも考えてみる」
というセカンドオピニオン的な使い方がおすすめです。
土台編
基礎体力を底上げしてくれる本です。
④『超集中力』メンタリストDaiGo
「今日はなんか調子が良い!」と感じることがあっても、「なんで調子が良いか」って聞かれたら分からないと思います。
この本を読むと、どうしたら調子が良くなるかがわかり、狙って調子よくできるようになります。
また、
- 豊富なイラスト
- イメージしやすい例え
- 30分〜60分で読める情報量
- 即実践したくなるほど具体的
こういった特徴で挫折しにくく、読んで終わりにならない配慮がされていて、買って無駄になりません。
⑤『ゼロ秒思考』赤羽雄二
「紙とペンを用意して、感情のままに全て書き出す」
という内容は、有名な本なので知ってる方も多いと思います。
ただ、この本で解説されている”メモ書き”は、皆さんが知っている普通のメモとは一線を画します。
- 必要なのは紙とペンだけ
- やることは紙に書くだけ
- 誰でも簡単にできてしまう
良くも悪くもこんな内容なので、真新しさに欠けて
「なんだ、そんなのか(´・ω・`)」
となりがちなんですね(僕はそうなってました)
しかし、たった10分やるかやらないかで、ここまで変わる行動はない
と断言できるほどの威力で、しかも汎用性が高いのです。
- モヤモヤして作業に集中できない
- 面接のことを考えると不安になる
↑のような気分をスッキリさせてくれるので、気になった方は、この機会に読んで、試してみてください!
※やり方を写真付きで書いた記事もあります↓
>>関連記事:【A.紙に書きなぐれ】おすすめのストレス解消法おしえて(´・ω・`)
マインド編
⑥『マインドセット』キャロル・ドゥエック(おすすめ)
「やればできる!」がきれいごとじゃなく科学で証明されていたと分かり、能力を伸ばせるついでにメンタルまで強くなります。
能力は生まれつきなのか、努力次第で伸ばせるのか
この議論は結構されていますが、生まれつきも正直大きいです。
しかし、ある条件をクリアした子どもたちは、努力により後天的に能力が伸ばしていたのです。
検証の実験の過程も描かれており、それを実感させてくれます。
そんな勇気もくれる一冊です。
⑦『自由であり続けるために』四角大輔
「くだらない社会の圧力に構わず、心の声を聴くべきだ」という内容で、ハッと目が覚める感覚になります。
私達は日々の生活で、気づくと自分の気持ちに蓋をしている
という筆者の意見は説得力があります。
「小学校では将来の夢を発表してたけど、今はよくわからない」となるのは、現実を知ったからというのもありますが、
「こんなこと言ったらどう思われるかな」と自分の気持ちよりも周りの目線を優先するようになったからです。
そして、それは進行します。
僕は、新卒1年目で会社に入って、好きなことや趣味すら、答えるのに苦労している人をたくさん目にしました。
蓋がされて心の声が聞こえなくなっている状態です。
「そういう社会人は嫌だ」
と強く感じる方は、読んでみて気づきが多いはず!
結構強烈な意見で、万人におすすめって感じではないですが、刺さる人には刺さる本だと思います。
“考える”編
自己分析は「考える」の連続なので、考えるのが上手くなれば、良い結果になるはずです。
⑧『あなたの話はなぜ通じないのか』山田ズーニー(おすすめ)
相手にわかりやすく伝えるための本ですが、その手段として「考える」方法が書かれています。
会社でも就活でも平気で「もっと考えてみよう」という言葉が使わていますが、
「考える」がどんな作業か答えられるでしょうか?
頭の中の作業で目にも見えないので、僕はイメージが持ててませんでした。
ただ、そんな状況じゃ「もっと考える」なんてできるわけないです。
これ読むと、頭の中で何をしたら考えたことになるか分かり、意図的に深く考えたり、意見を深めるたりできるようになります。
僕は上司から「もっと考えろ」って言われたけど、意味がわからなくて何冊も読んだのですが、一番良かった本です。
>>関連記事:上司「もっと考えて作れって言ったよな?」僕「考えたんだけどなぁ…」
⑨『自分の頭で考えよう』ちきりん
『あなたの話はなぜ通じないのか』より少し応用的な内容で、「ありきたりなことしか思いつかない」と悩む方におすすめです。
自分で考えたつもりだけど、実は他人の意見の焼き直しに過ぎない、ということは多い
と筆者は述べていて、それを避けるために、陥りがちな間違った頭の使い方が紹介されています。
間違った使い方を知って意識することで、似たりよったりな受け答えの卒業に近づけます。
⑩世界一やさしい問題解決の授業 渡辺健介
「ロジカルシンキング」の超基本が具体例たっぷりで解説されていて、日常で使えるレベルにまで落とし込むことができます。
「ロジカルシンキング」は、「なんでそうなのかな」、「じゃあどうすれば良いかな」を使って解決策を探る考え方です。
これを応用したのものに、4P分析とかSWOT分析がありますが、そういうのより、もっと普段使いしやすいです。
“すき焼き”とか”フレンチトースト”じゃなくて、普段食べる”名もなき炒めもの”みたいな(笑)
スミマセンちょっと抽象的ですが、使いやすくて馴染む知識です。
それでいて、大手コンサル出身の上司が「グロービスとかの小難しいのより、よっぽど役に立つよ」と太鼓判を押すほど本格的でもあります。
また、グループディスカッションや、コンサルの面接に多い「ケース問題」対策の導入としても役に立ちました。
ちなみに、ガッツリ対策したい場合は、本書の後に東大生が書いたシリーズを読まれるのをおすすめします。
ぶっちゃけ、初めの緑の本だけで足りると思います(笑)
(ちなみに)オーディブルのススメ
Amazonのオーディブルっていう本を耳で聞けるサービスは、聞いたことあるでしょうか。
この記事を書いている2021年10月現在、無料体験ができるのですが、体験中に書籍のダウンロードができちゃいます。(体験するだけで、なぜか1冊無料でもらえます笑)
普通にお得なんで、知らなかった方はぜひ一度体験してみてください。
目が疲れたときや、歩きながらでも情報収集ができるので効率が良いですよ〜!
書籍のラインナップもなかなか豪華なので見てみてください!
最後に
以上紹介でした。
僕は何度も自己分析に挫折しましたが
やって良かったなって思っています。
「理想の会社を見つける」っていう分かりやすいゴールに到達しませんでしたが、そこに近づく過程で、
- 何が好きなのか
- 何が嫌いなのか
- 何が得意なのか
- 何が苦手なのか
これらのヒントが集まって、人間関係・休日がすごく充実したからです。
実感としては薄いかもですが
そういったものが積み上がっていると思って取り組んでみるとちょっとは楽しいかも知れません。
以上でした。
参考になれば幸いです。
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