僕は上の下くらいの国公立文系・TOEIC950点でしたが、就活に15ヶ月かかりました。
「Fランの僕が一流企業に逆転内定した秘密」とか見ると「ぐぬぬ…」ってなります(笑)
こんな失敗談は意外とゴロゴロ転がっていて、「自分は大丈夫かな。」と不安になってないでしょうか。
そこで、
- どんな人が苦戦しやすいか
- 今から何ができるのか
実体験を交えて書いています。
不安になった今こそ、モチベーションが高まってるはずなので、お役立ていただければと思います!
結論から読まれる場合は、こちら
【危険度テスト】合計10以上なら、高学歴でも就活失敗⁉
失敗原因の前に、チェックリストを用意してみました。
6つだけなので、じっくりめ(1つ10秒程度)に、当てはまるか考えてみてください。
学外のサークル・部活・コミュニティなんかでもOKです。
授業やゼミのカリキュラムではなく、自発的に決めたor誘われた大学在籍中の旅行(一人旅もOK)が対象です。コロナがあったとはいえ機会はゼロじゃないはず。
2ヶ月以上続いたことがない場合もカウント対象でお願いします。
終電を逃したとか、引っ越しでどうしても1日泊まる場所がないときに、自分からお願いできるくらい心を許せる友達・知り合いがいるかどうかです。
本命の選考の準備として何も受けていない場合で、中小ベンチャーの選考・エージェントの面接練習でも大丈夫です。
※まだ大学3年の8月以前なら仕方ないですが、後々受けるようにしましょう!
ちょっとおせっかいで申し訳ないですが、大学生活で彼氏彼女ができたことない方が対象です。
次に、当てはまった項目の危険度を合計します。「疑わしきは”罰する”方式」で迷ったら当てはまったことにしてください(笑)
合計いくつになったでしょうか。
リアルなとこ、こんな感じだと思います。
- 合計8 :たぶん苦戦
- 合計9〜11 :間違いなく苦戦
- 合計12以上:苦戦どころか失敗するかも
もちろん客観的な根拠はないですが、8以上の方は、既に苦戦している、またはご自身で苦戦を察して、この記事にたどり着いてないでしょうか?
高学歴でも就活失敗になってしまう原因4つ
先ほどのチェック項目はこれらを含めて作ったものです。
- 対人スキルが低い
- 行動や挑戦をしない
- 就活を甘くみている
- プライドが高く、欠点を受け入れられない(←最重要)
チェックリストの結果はともあれ、ここから原因をみていきます。
1.対人スキルが低い
自分がそうだったんですが、サークルもバイトもしてるけど、まあまあ仲が良いレベル止まりの人は、気に入られる必要のある就活で不利です。
具体的には、LINEは知ってるけど学外やバイト外では合わない、LINEで連絡をしても業務連絡のみ、という感じ。
2.行動や挑戦をしない
すんなり自己分析が終わってるのは行動的な人じゃないでしょうか?
それは「行動に移してみてどう感じたか」が一番のヒントだからです。
行動を重ねた末にある「これだ!」という感覚なしの自己分析は無理ゲーだと思います。
僕は「お金かかるしな〜」「一人旅は恥ずかしいし」と控えめだったので、自信をもって「これが好き」って言えるようになったのは、社会人2年目です。
3.就活を甘くみている
就活は結構特殊なので、優秀な人でも準備しないと落ちます。
やらずにうまくいく先輩もいると思いますし、対策せず内定するかもですが、入試の前に模試を受けたり、大会の前に練習試合をするのと同じです。
4.プライドが高く、欠点を受け入れられない
「プライドが高い」という文字をみてギクッとなった方もいるんじゃないでしょうか。
※これは、難しいので、後ほど詳しく書きます!
就活失敗の対策は分かっているけどできない。
原因を見てきましたが、正直この記事を読まれている方なら、うまくいかない原因やその対策も思い浮かぶと思います。
苦手なら友達がいなくても、エージェントにお願いして練習できるはずです
行動や挑戦をしない自己分析のヒントとなる情報は少ないかもしれませんが、今あるヒントで目一杯考えつつ、今からでも行動する意外にないですよね。
就活を甘くみている具体的にはインターン、中小ベンチャーの選考、エージェントの面接練習で対策すれば解決なはず。
プライドが高く、欠点を受け入れられないプライドが高いと自覚しているなら、今から直して、他人に相談して素直に言うことを聞けばいいです。
就活を甘くみているケースは解決やすしそうですが、その他のケースは、何をすべきか分かっていてもやれないという感じじゃないでしょうか。
それは、「本当の自分、できない自分を見るのが怖い」というのが根本にあるからだと思います。
高学歴で就活に失敗する理由は「できない自分を見るのが怖い」
コミュ障を自覚していて、エージェントに面談練習をお願いしない
挑戦しようかと思ってたけど、しなくて良い理由を考え出している
プライドが高いのかな…と自覚しつつ、向き合ってこなかった
どれも「本当の自分、できない自分を見るのが怖いから」ではないでしょうか。
どうしたら無駄なプライドを捨て、素直になれるのか
結論、今この瞬間に勇気をだして、他人の言うことを聞くしかないですが、僕自身の失敗談を交えながら、書いていきいます。
いつのまにか高くなっているプライド
そもそも高学歴の方はプライドが高い状態で就活開始を迎えると思いますが、それはこんな流れじゃないでしょうか。
↓僕の場合です。
東大・京大ほどじゃないですが、それなりに名のしれた大学で、入学が決まって部屋探しで不動産屋に行ったときから「すごいね」と言われ続けました。
それからバイト先、就活イベントで初対面でもそれが当たり前でした。
周りから言われることが、自分としてもかなり頑張って入ったという思い入れと相まって、「自分はすごいんだ」と錯覚してたと思います。同時に「すごい自分」であり続けないといけないという思いも強くなりました。
理想の自分であり続けるために、不都合な事実を捻じ曲げるようになります。
「バイト先の学生と仲良くなれない」「バイトでは、周りより物覚えが遅い」というのは薄々気づいてました。
しかしその感覚よりも「すごい自分」という前提の方が強固だったので、「仲良くなれない=周りが低レベルだから」「物覚えが遅い→でも最終的に勝つのは自分」とどこかで思っていました。
自分では「すごい」つもりですが、他人から見ると実力が伴っておらず、自分像と実力が乖離しています。また一部の幹部候補を除くと、企業はバランスが良く素直で組織に染まれる人を求めるので、プライドが高い人はお祈りって感じです。
こんなふうに、別に意図してプライドを高くしたかったわけではないですが、気づいたらそうなっていて、取り返しの効かない事態になってしまってました。
プライドが高いことは、いつ克服できた?
僕の場合、4年の6月になって内定ゼロというズタボロの現実に、プライドを保てなくなりました。
そうなるまでも、何度も気づく機会はありました。
就活開始時点で話すのが苦手だと自覚していた
自分より後から始めた人の方の方がスムーズに進んでいる
・就活開始時点で話すのが苦手な自覚があった
・早くから就活を始めていたが、周りの方がスムーズに進んでいた
・3年10月にアドバイザーから「君、就活苦労するよ」と言われていた
しかし、「自分がすごくない」と認めて途方に暮れるのが見えたので、先延ばしにしてました。
気づいたのは本当に絶望的な状況になったときです。
今この瞬間に勇気をだして、他人の言うことを聞くしかない
きっかけがあっても自分のイメージの中の「すごい自分」を手放す勇気は出ない。
4年6月になれば、「さすがにやばい。」と改心するけど遅すぎる。
なので、今この瞬間に勇気を出して、他人の言うことを聞くしかないと思います。
「本当は、志望動機のダメ出し受けるべきなんだろうな」
「本当は、不合格になった理由を考えたり相談すべきだよね」
勇気を出して、自分に必要だと感じることを今やるしかないです。
当時読んで本でものすごく響いたフレーズがあったので、それを引用させていただきます。
「こんな人生いやだ。変わりたい」と嘆くサラリーマンの主人公の前に、インドの神様ガネーシャが現れて、課題をだすというストーリーです。
読んで「あっそ」って感じかもしれませんが、これを読んで「確かに…」と考えさせられる方もいるかもしれません。
そんな場合は、すごく良いチャンスだと思います。
みんなが卒業旅行の話をしだして、後輩が就活を始める大学4年の6月まで、何も気づけなかった僕のようにならないためにも、ぜひ踏み出してみてください。
主人公は、靴磨きを命じられたけど、それが成功に直結すると思えず「もっと他の課題ないですか?」言ったことに対するガネーシャの言葉です。
今まで、自分なりに考えて生きてきて、それで結果出せへんから、こういう状況になってるんとちゃうの?
『夢をかなえるゾウ1』水野敬也 飛鳥新社
ほなら逆に聞きたいんやけど、自分のやり方であかんのやったら、人の言うこと素直に聞いて実行する以外に、何か方法あんの?
『夢をかなえるゾウ1』水野敬也 飛鳥新
もう1フレーズ続きます。
成功しないための一番重要な要素はな、『人の言うことを聞かない』や。そんなもん、当たり前やろ。成功するような自分に変わりたいと思とって、でも今までずっと変われへんかったっちゅうことは、それはつまり、『自分の考え方にしがみついとる』ちゅうことやんか
『夢をかなえるゾウ1』水野敬也 飛鳥新社
自分が成功でけへんのはなぁ……今さっき『靴みがきして意味あるの?』と考えた、まさにその考え方にすべての原因があるんやで
『夢をかなえるゾウ1』水野敬也 飛鳥新社
自分が気持ちを入れ替えるきっかけは、なかなかちょうど良いタイミングで来ないものです。
もし、「いつか、変わらなきゃ・・」という想いが少しでもあれば、この瞬間から何かアクションを起こしてみてください!
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