こんにちは。みのり(@na_minori)です。
今回取り上げる悩み
- 自己分析のことわかる本を探している
- ネットの情報だけではちょっと不安
- 買って損をしたくない
こういったテーマで書いています。
この記事でわかること
- 本書の良い点/注意点
- どんな人におすすめか
- どんな使い方がおすすめか
この順でご紹介していきます!
\就活の「練習試合」に挑戦しませんか?/
『適職へ導く書き込み式ワークシート』の良い点
良い点
- 著者が経験豊富な方で信頼できる
- 選択式の部分もあり取り組みやすい
- 前から順番に答えるだけでできあがる
結論から書きますと手っ取り早く済ませたい方に特におすすめです。細かな良い点を書いていきます。
著者が経験豊富な方で信頼できる
著者の岡茂信さんは就活生だけでなく企業の事情も知り尽くしている方です。
- 人事として1万人以上の採用と面接を担当
- 現在は就活生向けの講演を行っている
- また企業の採用支援もしている
こういった経験をお持ちです。
「面接官が人材に求めるポイント」の解説は他の本より説得感があります。
文章にも内容にもクセがなく万人受けする内容です。
選択式の部分もあり取り組みやすい
- □ 授業やゼミは予習をして臨む
- □ プライベートより研究やバイトを優先する
- □ 友人から相談されることが多い
こんな項目が20個ほど並んでおり、当てはまればチェック!という形式が一部採用されてます。※全てじゃないです
一般的に「幼少時代の印象的な経験は?」などの質問を全て自分で考えますが選択肢のおかげで「何も進まず挫折」を防げます。
また内容が「共感する名言を選ぼう」とか「日常でやってることを選ぼう」であり意外な側面に気づくかもしれません。
前から順番に答えるだけで自己PRができあがる
僕は自己分析中「過去のことを書いたはいいけど先が見えない」という状況になりました(ーー;)
しかしこの本ではそうならない仕組みになっています。
- ◯ページと✕ページで考えた結果があなたの強み
- 自己PRをするときは△ページで考えたエピソードを使おう
各ページが連携し合って自己PRまで導いてくれます。
こんな感じでイラスト付きで連携をイメージしやすいです。
また最後には「自分の強み」と「それを表すエピソード」が1枚のシートにまとまります。
各質問の答えが最終的にこのシートに収束する感じ。
これ結構うれしいと思います!
『適職へ導く書き込み式ワークシート』の注意点
注意点
- 簡単に選択できる分、納得感が得られにくい
- 項目によっては使いにくい
- その他(細かな注意点)
順に書いていきます。
簡単に選択できる分、納得感が得られにくい
メリットでもありますが、デメリットでもあると思います。
例えば、
- 大学の授業は毎回予習をするにチェックした
- ①の結果真面目な人であると書かれている
- だけどサボることもあるし。家でTOEICの勉強進めてないし。
- 結局「真面目」と言われたもののピンとこない
こんな感じになる可能性があります。
またスピーディーに自己PRが出来上がるので
「これがあなたの自己PRってぱっと出されても本当に?」
と感じるかも知れません。
選択式はあくまで一部分ですがとことん自分を見つめたい人は追加で考える必要があります。
項目によっては使いにくい
- 他己分析がぼっち殺し
- 別冊ノートは使いにくい印象
①他己分析について
「これを友だちや先輩20人ほどに送って答えてもらおう!」というものです。
就活時代の僕が見たら「自己分析って友達いないと進めないんだ…」となってたはず(笑)(実際知り合い少なくてもできますが)
②別冊ノートについて
携帯して使うことを想定されたノートがついています。
- 社会に出る不安を書いてみよう
- なんで給料がもらえるか書いてみよう
- 外国人受け入れには賛成か反対か
- おすすめの本を書いてみよう
- 企業ごとのエントリー締め切り管理票
幅広い項目に触れてくれてますが、悪く言うとまとまりがなく器用貧乏な感じです。(すみません汗)
やらないと就活が進まないものではなく気になる項目のみで十分です。
その他(細かな注意点)
- 太文字がなく、余白が少なめで少し読みにくい
- 答えを書き込む枠が小さい
- 弱みは克服していこうという考え(※)
※ 一感想ですが「弱みを克服する」は少し古い考えな気がします。
僕は人見知り&口下手な自分を変えたくていろんな就活イベントに行きました。就職後は社内の人と話す機会がたくさんありましたがちょっとマシになった程度。これ以上克服しようとは思いません。
最近の本でも「マシな状態にして強みで補う」が主流な気がします。
こんな人におすすめ、おすすめしない人
以上を踏まえてどんな人におすすめかを書いていきます!
おすすめする人
- 手っ取り早く自己分析をしたい人
- 無料の診断ツールでもある程度満足できた人
おすすめしない人
- 自己分析で行き詰まった人
- 無料ツールでは全く満足できなかった人
それぞれ簡単に見ていきます。
手っ取り早く自己分析をしたい人
- 選択式の部分もあり取り組みやすい
- 前から順番に答えるだけでできあがる
取り組みやすいだけじゃなく、名言などを利用した広い視点から自分を見れる質問なのでより深く知ることができます。
就活初期の場合、一通り自己分析を終えてインターンに申し込むのが重要ですが、そういった使い方をしやすいです。
無料の診断ツールでもある程度満足できた人
- 選択式が一部混じっている
- 選んだ回答によってどんな性格かを伝えてくれる
こういった点が無料診断ツールに似ており、上位互換のような感じです。
そのため無料ツールである程度納得感があった方にはおすすめです!
自己分析で行き詰まった人
実は行き詰まった人にもおすすめではありますが、『受かる!自己分析シート』の方が良いと感じます。
こちらの方が「なぜこうしたほうが良いか」という理由が詳しく解説されているためです。
詳細は別記事に書きました!
無料ツールでは全く満足できなかった人
無料診断ツールと似ているので、それらを使って
「なんかピンとこない」
「ホントにそうなのかな」
と感じる方は合わないかも知れません。
おすすめの使い方
おすすめの使い方
- 短期集中でとりあえず1周終える
- 強みや自己PRの作られ方を学ぶ
使うとしたらこんな感じかと思います。
短期集中でとりあえず1周終える
自己分析がこれからの方はまずはインターンに応募できる程度の自己分析を短期集中で作るのをおすすめします。
いきなり完璧な自己分析はできないし、インターンを経験して気づくこともあるためです。
- 他己分析の回答依頼を先にしてしまう
- 他己分析の回答が8割返ってくる
- 「1章 自分を掘り下げる」を1日で終える
- 「2章 客観的に自分を見る」を2日目の前半で終える
- 「3章 自己分析のまとめ」を2日目の後半で終える
- 「4章 適職分析をしよう」を3日目の前半で終える
- 「5章 自己PR・志望動機位の作成」を3日目の後半で終える
3日間は正直きつめ(笑)1日1章の5日プランもありです!
下に注意点をまとめます。
- 2章の他己分析は、知り合いからの回答がないと進みません
- 繰り返して使えるように直接書き込まずにノートに書くのがおすすめ
- 70%できれば上出来
いったんできたらインターンに行ってみて、冬インターンの前、本選考直前の1月などにやり直してみてください!
強みや自己PRの作られ方を学ぶ
- 自己分析やってるけど志望先がよくわからない
- たくさん答えたけどまとめきれない
- これ以上進めても結局強みがわかる気がしない
こういった方におすすめしたいのが
- 本書の図解を参考にする
というやり方です。
良い点にも書いたとおり図解を見れば個々の質問をどうやって組み立てれば良いかが簡単につかめます。
特に3章や5章に図解が多いのでそこを重点的に見てみてください!
まとめ
まとめると
特徴
- 著者が経験豊富な方で信頼できる
- 順番に答えていれば自己PRができ、選択式の所もあり挫折しにくい
- 簡単に選択できる分、納得感が得られにくいかも
おすすめする人
- 手っ取り早く自己分析をしたい人
- 無料の診断ツールでもある程度満足できた人
こういった本でした。
始めの1冊目の候補になるわかりやすい本です。気になったら見てみてください。
\就活の「練習試合」に挑戦しませんか?/
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