面接に進んだはいいけど、もう緊張してきた・・
たった30分で合否が分かれる面接。相手はビジネス歴の長い大人ですし、誰だって緊張します。
繊細なHSPさんは、なおさら。僕は母譲りのHSPで面接前は身構えていました。
ネットで見つけた対策をするも、手応えがなく気休め程度。
事前に回答を作っても、心構えを学んでも、面接本番は緊張で話せない・・
そのため、たくさん失敗しました。
>>関連記事:【HSP】就活うまくできなかったし、息苦しかった【体験談】
しかし就活・転職で面接を120回以上うけ、HSPなりの勝ちパターンを見つけました。
それは、実践練習をして面接当日に「ほどよい緊張感」を作ること。
ほど良い緊張感があれば、自信を持つや笑顔を意識する、機会的に話さない、など細かなポイントは意識せずともついてきます。
また実践練習といっても簡単で、最悪、家の中で一人でできます。
5つのstepで具体的に解説するので、面接に苦手意識がある方は、ぜひ取り入れてみてください!
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HSPさんが面接で話せなくなる原因は?
そもそもHSPさんが面接で話せなくなる原因は何でしょうか。
それは、恐怖や緊張に頭の容量が食われすぎて、考えて話をする分に回せないためです。
面接官の前で「ああしなきゃ」「こうしなきゃ」と考える頭は、バックグラウンドで大量のアプリを起動しているスマホに似ています。普段はスムーズでも、アプリを開きすぎるとカクついてしまうのです。
とはいえ、頭の容量を消費しないために、緊張をゼロにするのは現実的ではありません。そのため、「ほどよい緊張感」をつくることをおすすめしています。
HSPさんが面接で持つべき「ほどよい緊張感」とは?
「ほどよい緊張感」のイメージがしやすいよう2つの緊張感を比較します。
- 緊張で頭真っ白(重度の緊張)
- 緊張しているけど心に余裕がある(ほどよい緊張)
部活や受験の本番を振り返ってみると、緊張はこの2種類じゃないでしょうか?
緊張その①:頭が真っ白
1つ目は、ガチガチに緊張して頭が真っ白の状態です。
僕自身の例をあげてみます。
緊張で頭が回らないので、この状態の僕は、とにかく用意した回答を思い出そうと必死でした。
面接官の質問に対して、作ってきた回答を一言一句思い出して、そのまま差し出そうとします。
用意した回答を思い出すことすら難しく、思い出せても良い印象は持たれません。家で用意してきた回答をそのまま答えたら、面接官の質問意図からズレてしまいます。
緊張その②:ほどよい緊張感
一方、ほどよい緊張のときは、考えて話す容量が残っており、応用が利く状態です。
こちらも例をあげます。
この状態の僕は緊張しつつも頭が働くので、相手の意図を捉え、それに合わせて用意してきた回答を組み合わせられます。
相手の意見を聞き「セミオーダー」の答えを組み立てて渡す感じです。
想定外な質問にもある程度対応できて、面接後に「よく答えられたな」と我ながら驚いたりしました。
これなら、相手の質問意図を満たせるので評価が高くなります。
HSPさんは事前準備が得意ですが、いくら準備をしても本番で緊張して頭が回らないと良い結果になりません。そこで「ほどよい緊張感」をつくる準備が重要!
【面接が決まったら】HSPさんが自信を持つための準備3つ
本番で緊張しすぎない練習といっても簡単で、最短3日あればできます。
- Step1:5つの定番質問に対して、50%の回答を用意する
- Step2:自分で面接練習をする
- Step3:他人と面接練習をする
順に解説していきます。
Step1:5つの定番質問に対して、50%の回答を用意する
用意する回答は、定番の5つだけにします。
定番の5つをしっかり作り込めれば、その5つの応用で他の質問にも対処できるからです。
例として5つあげます。
- 自己PR
- 志望動機
- 長所と短所
- 学生時代に頑張ったこと
- 入社後のキャリアステップ
HSPさんは、細かなところまで気にするので、1つ回答をつくるのに時間がかかります。しかしその分、1つの精度が高いので、優先度の高い5つでも戦えます!
また、いったん50%の完成度で5つ分を一通りつくりきります。
一発で完璧にやろうとすると、細かく考えるあまり作業がなかなか進みません。3時間経ってみて「全く進んでない…」と苦しくなります。
まずは仮で一通り終わらせ、バームクーヘンのように薄い1周を繰り返して完成度を上げればOKです!
ちなみに自己分析に自信がない場合こちらをおすすめします。
>>関連記事:【断トツおすすめです】『受かる!自己分析シート』の評判と感想
>>関連記事:【2時間で解決!】自己分析してもわからない、終わる気がしない方へ
Step2:自分で面接練習をする(できたら)
50%ほどの回答ができたら、実際に声に出してみてください。
具体的には、回答を見ながら口に出して、違和感があれば修正。すらすら話せるようになったら質問だけを見て、スムーズに言葉が出るように練習します。
2、3日あれば無理なく馴染み、完成度が高まります。ボソボソとつぶやく程度でOKです。
ちなみに、苦手なら飛ばして大丈夫です。真面目な方だと、つたないと分かっていて読みあげるのに抵抗があるかもしれません。
本番が迫るなか「できない自分はだめだ」となるのが一番つらいので、それくらいなら次に進みましょう!
Step3:他人と面接の練習をする
他の人にお願いして、自分でつくった回答(見てもらうのは文面でも口頭でも)にフィードバックをもらいます。
理由は、他の人からしたらわかりにくい回答になっている可能性が高いし、何より誰かに見てもらって修正したという事実が自信につながるからです。
相手は友人や家族でも良いですが、エージェントをおすすめします。適度な緊張感があって学びが多くなりますよ!
「予約したしやるしかない!」と頑張る環境を作れるのもメリットだったりします。
>>関連記事:エージェントを使う際の注意点&エージェント各社の比較
もしかしたら「誰かにお願いするのは恥ずかしい」「ダメだしを受けるのが怖い」と感じるかもしれません。
しかし面接で不合格になったら、何がだめかわからない状況で手探りで修正することになります。
他の人と練習するのは一時的には抵抗があっても、その先は楽になるはずです!
>>関連記事:【HSP】目を見て話すのが、どうしても気まずかった
【面接前日と当日】HSPさんの緊張をほぐす準備2つ
いよいよ面接が近い前日と当日。やることはシンプルですが重要です。
- Step4:面接場所を下調べする(前日)
- Step5:緊張を和らげる(当日)
Step4:面接場所を下調べする(前日)
面接に集中できるように、気が散る要因をつぶします。
- どの駅を使うか
- 何時くらいに出発するか
- 当日使うアプリのチェック(リモートの場合)
前日は何かと不安になるので、上記準備はささっと終えて他の準備に時間を使いましょう!
Step5:緊張を和らげる(当日)
これはかなり重要なのですが、当日は気持ちが和らぐ行動を意図的にとります。
実際にやってよかったものをご紹介します。
- メモ書き(おすすめ)
- 小さな親切
- ボイトレ
- 本から探す
必要なのは5〜10分の時間と紙とペンだけ。「本当は練習すべきなのに1回しかできてなくて不安だ」のように紙に不安をそのまま書き出します。
緊張した頭は、書類が散らばった作業机のように考えるスペースが「不安」で埋め尽くされた状態…。
しかし、書くと脳が「記録したなら忘れてOK」と判断して、何も乗っていない机のようにスペースが空いて頭が回るようになります。
- 近くのカフェでメモ書きをして会場に向かう
- 待合室やトイレで5分スマホに感情を書き出す
紙とペンがない場合、スマホのメモアプリに吐き出しても効果があります!
メモ書きの詳細はこちら
小さな親切「他人に親切にする=自分には余裕がある」と脳が錯覚して焦りが減ります!
- 面接当日は電車を降りるときに他の人を先に通す
- 面接前にコンビニを使って100円募金する
リモートのときは小さな親切ができないので、メモ書きのあとに5〜10分ボイトレをしてました(笑)
当日は怖気づいて体が硬直しがちですが、声を出すことで体のウォーミングアップにもなります。僕はかつぜつが悪かったので一石二鳥でした。
この本のレーニングは小さな声でOKなので、一人暮らしの僕は重宝しました(笑)
そのほか緊張(ストレス)対策については、こちらの本から好きなもの探してもいいかもしれません!
>>関連記事:【HSP】「集中できない」から卒業!作業がはかどる簡単習慣!
【+α】面接でさらに落ち着いて話す「練習用」企業
もし可能なら、本命の前に「志望度がそこまでじゃない企業の選考」が来るように調整します。
スポーツと同じで、練習試合による学びは本番に活きるし、本番形式を1回でも経験すると自信になります。
ただし受ける会社が増えると本命にさける時間は減るので、本命と同じ業界で対策に時間がかからない会社を2社ほど受けるのがおすすめ!
先ほどご紹介したエージェントは優良な中小ベンチャーの求人を紹介してくれるので、よかったら利用してみてください。
>>関連記事:エージェントを使う際の注意点&エージェント各社の比較
まとめ:HSPでも準備ができれば就活面接は怖くない
簡単にまとめると、
HSPさんは事前準備が得意ですが、いくら準備をしても本番で緊張して頭が回らないと良い結果にならないので、「ほどよい緊張感」をつくる準備が重要!
具体的な行動としては、
面接が決まったら- Step1:定番の質問5つへの回答を用意する
- Step2:自分で面接の練習をする
- Step3:他人と面接の練習をする
- Step4:面接場所を下調べする(前日)
- Step5:緊張を和らげる(当日)
「な〜んだそんなこと」となるかもしれないですが、やってる人はほとんどいないはず。
コツコツ準備できるのはHSPの強みなので、ここで差をつけて悔いのない就活にしていきたいですね!
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