調査3|仮想通貨AXL(Axelar Network)とは?資産運用向きトークン?

仮想通貨

仮想通貨AXLは、異なるブロックチェーン間のやり取りを可能にする「Axelar Network(アクセラセットワーク)」が発行する独自トークンです。ローンチは2022年9月に実施されました。

執筆時点(2023年4月8日)ではBybitへの上場が報じられていて、直近のトレンド等の追跡ランキングで上位だったので調べてみることにしました。

価格の方向性の予想はこちら。(長期保有前提なら押し目で買うのも良いかも)

仮想通貨AXL(Axelar Network)とは

出典:Axelar Network

仮想通貨AXLは、相互運用性向上を目指す「Axelar Network(アクセラネットワーク)」が発行するトークンです。Axelar Networkはコンセンサスアルゴリズムを問わず、ブロックチェーン間のやり取りを可能にするHubになります。

概要は以下の通りです。

公式サイトhttps://axelar.network/
プロジェクト名Axelar Network
ブロックチェーン名Axelar Network
トークン名AXL
ジャンルインフラ(相互運用性)
対応チェーンイーサリアム、BNBチェーン、ポリゴンなど

異なる言語やルールを採用するブロックチェーン同士が、やり取りできるようサポートします。

4月6日午後7時(日本時間)にBybitに上場しました。良さそうなら買ってみようかなと思っています。

ちなみに4月8日時点の価格は0.6ドル、時価総額は200位前後です。0.4ドルから1ドルの間で推移しています。

出典:CoinMarketCap

Coinbase上場を果たした2月8日前後は、高値の1ドル付近まで上昇します。

ただし1ドル近辺になると、買い手は警戒し始めます。「高値付近でも買いだ!」という人は少なかったようです。一方で売り手には勢いがあり、押し戻される結果となりました。

Bybitの板は以下のようになっています(4月9日時点)。

出典:Bybit(AXL/USDT現物)

開発チーム

公式ページでは26名のポジションと経歴、顔写真が公開されています。結構詳しく書かれていて安心感がありました。

なお、26名のポジションの内訳は以下の通りです。

  • エンジニア:19名
  • ビジネス開発:3名
  • その他(マーケティングなど):4名

主要メンバーの経歴を見てみます。

Sergey Gorbunov

Sergey Gorbunov氏は共同開発者の一人でありエンジニアです。マサチューセッツ工科大学で博士号を取得しています。

仮想通貨分野においては、Algorandの創設メンバーとしてプラットフォームのデザインや開発に携わった経験や、さまざまな仮想通貨プロトコルの共同執筆を行った経歴を持ちます。

また、カナダの州立大学であるウォータールー大学の助教授でもあります。

Georgios Vlachos

Georgios Vlachos氏はもう一人の共同開発者でありエンジニアです。マサチューセッツ工科大学で学士号と工学修士号を取得しています。

仮想通貨分野において、Sergey Gorbunov氏と同じくAlgorandの創設メンバーであり、コンセンサスのデザインと開発を担当したという実績があります。

また国際数学オリンピックの金メダリストです。

その他のエンジニアの方々

創業者の二人を除いても数多くのエンジニアが在籍しています。その中には10年以上のソフトウェア開発に携わった人も多くいます。

ビジネス開発

ビジネス開発担当者としては、リップル社で市場開拓を担当していたJason Ma氏や、Salesforceでセールスを担当していたJake Kane氏などが在籍しています。

マーケティング

マーケティングを担当するのはEli Laipson氏です。マーケティングには創業者として10年以上携わった経験を持ちます。

またマーケティングに近い役職としてコンテンツ担当も在籍しています。担当者はジャーナリスト歴20年でCoinDeskのマネージメント経験を持つGalen Moore氏です。

エコシステム内のプロジェクト

Axelar Networkのエコシステムには複数のプロジェクトがあります。以下はその一部です。

  • Squid:クロスチェーンスワップ
  • Trust Wallet:ウォレット
  • PRIME:クロスチェーンローン
  • XDEFI:ウォレット
  • Kado:法定通貨と仮想通貨の交換
  • WOMBAT:ステーブルコインの取引など

知名度の高いサービスは少なめでしたが、「Planned(計画あり)」という状態のプロジェクトには、以下のような広く知られたサービスもあります。

  • LEDGER
  • PancakeSwap
  • Sushi
  • GMX
  • zkSync Era

また、zkSyncとマルチチェーンdAppsを共同開発中であることも示されています。

なお対応しているネットワークは30で、対応予定のネットワークは13です。以下は対応済または対応予定のネットワークの一部です。

出典:Axelar Network

イーサリアムやBNBチェーン、ポリゴン、アバランチ、アバランチ、アービトラムと数多くの人気ネットワークが記載されています。

パートナー企業やVCは大きく取り上げられていません。

ユースケース

Axelar Networkのユースケースを紹介します。

なおAxelar Networkは、安定的な(ビザンチン障害耐性を持つ)方法で合意形成できる状態となっています。ネットワークをまたいだリクエストに対して、セキュリティ性の高い方法で要請に応えます。

より具体的には、バリデータがAxelar Networkの対応チェーンでライトクライアントのソフトウェアを稼働させ、ソフトウェアを通して他のチェーンの状況を確認します。dAppsなどからクロスチェーンリクエストを受けると、処理をして問題ないかどうかの投票を行い、一定以上の賛成票を得られた場合、クロスチェーンリクエストに対応します。

ネットワークをまたいだ送金

Axelar Networkの「Cross-Chain Gateway Protocol(CGP)」を利用すると、異なるネットワーク間での仮想通貨送金を安全に行えます。仮想通貨の送金以外の処理にも対応しています。

なお対応しているネットワークは、 Cosmos IBC対応チェーンとEVM対応チェーンです。

ちなみにゲートウェイとは、規格の違うネットワークを中継する機器のことです。各ネットワークには通信ルール(規格)が存在していて、異なる規格のネットワーク同士はやり取りできません。そこで活用されるのがゲートウェイです。(参照

ネットワークをまたいだ情報送信

さらに「Cross-Chain Transfer Protocol (CTP)」を利用すると、ネットワークをまたいだ情報送信が可能になります。

dAppsをAxelar Networkに接続すると、dAppsがクロスチェーンリクエストを出せるようになります。dAppsユーザーは、好きなチェーンに簡単に切り替えられるようになります。

例として、Axelar Networkを利用している「Squid」の機能を見てみましょう。

出典:Squid

Squidはクロスチェーンスワップを提供するサービスです。上記の画面のように、異なるチェーン同士のスワップを可能にしています。

ガス代は1.3ドル(50%多く見積もって表示されます)くらいで、所要時間は30秒ほどです。スリッページにもよりますが、ワンクリックで完了するなら悪くなさそうですよね。

仮想通貨AXLのトークノミクス

仮想通貨AXLの使い道や放出計画などを見ていきたいと思います!

そういえばCoinMarketCapを見ると、「トークノミクスが全然だめ」といったコメントが、、

出典:CoinMarketCap

たしかに仮想通貨AXLは基本インフレ型ですし、その点で価格上昇はあまり期待できない気もします。ただし、コミュニティ報酬は結構しっかり配布するので、長期保有と資産運用といった戦い方ができそうと思っています。(トークン価格が暴落しなければ成功。)

上の画像のコメントではぼろくそ言われていますが、運営は結構丁寧にトークノミクスを解説していて、そこは好感を持ちました。

ともあれ、トークノミクスに関する部分を見ていきます。

AXLの価格チャート

まずはチャートです。

出典:CoinMarketCap

4月8日時点の価格は0.6ドル、時価総額は200位前後です。安値は0.4ドル、高値は1ドルです。

AXLの使い道

ガス代の支払い

AXLはAxelar Networkでのガス代の支払いに使われます。通常のPoSのネットワークと同じように、ユーザーが支払ったガス代はバリデータに分配されます。

ガス代に関してユニークな仕組みも導入されており、それが「ガス代徴収用アカウント」の活用です。ガス代徴収用アカウントはAxelar財団によって管理され、ガス代の一部を集め、別の用途に利用します。

用途には以下のようなものが想定されています。

  • チェーンを中継するトランザクションのガス代の支払い
  • 買い戻しとバーン

Axelar財団がコミュニティ活性化のために用途を決めます。

ガバナンス

AXLはAxelar Networkのガバナンスにも使われます。具体的には、AXLをステーキングするとガバナンスに参加できる仕様となっています。

報酬

ネットワーク稼働を支えるバリデータには、報酬としてAXLが分配されます。このときに分配されるAXLは新規発行されるため、これはインフレ要因です。

利回りがどれくらいになるかは、以下のような要素によって変わります。

  • 預け入れている数量
  • 対応しているチェーンの数

詳細は以下の記事に書かれています。

関連記事:Rewards and Transaction Fees for the Axelar Network

デリゲート(ステーキング)

トークン保有者はバリデータにデリゲートできます。バリデータに預け入れると、バリデータのブロック生成報酬の一部をもらえます。

報酬からはバリデータが決めた手数料が引かれるので、実際に受け取る額は手数料分だけ少なくなります。

ちなみに2023年4月9日時点のステーキング報酬は、12%ほどです。

出典:AXELARSCAN

ちょっと見づらいですが上の画像では、上位3つのバリデータが提示する報酬と手数料が記載されていて、詳細は以下の通りです。

APR(年利)手数料
12.1%10%
12.1%10%
12.7%5%

ステーキングのやり方は以下の記事に書かれています。

関連記事:How to Stake the AXL Token on the Axelar Network

初期割当と流通計画

以下はトークンの初期割当と流通計画です。

出典:Medium(Axelar Foundation)

初期割当分は計10億枚です。10億枚の割当別に見ていきます。

36%(赤):コミュニティプログラム

初期割当の中の36%は、主にAxelar財団が実施するインセンティブプログラムに使われます。例えばテストネットや開発者報奨金などで、4年にわたって徐々に放出されていきます。

「財団はトークンエコノミーやエコシステム維持のために財源を使う」とされています。

なお、トータルサプライの最低5%はinsureance fundとして確保されることになっており、「コミュニティプログラム」はその用途で利用するトークンも含みます。

29.5%(青):初期投資家

初期投資家に販売したトークンは29.5%です。初期の販売は3度行われており、詳細は以下の通りです。

販売時期販売額販売量
2020年9月0.028ドル13.4%
2021年7月約0.2ドル12.64%
2022年1月1ドル3.5%

初期投資家が保有するトークンは、2023年1月頃から売却可能となります。売却可能額は2年にわたって一定比率で増加していきます。

29.5%(黄緑&緑):会社運営とアドバイザー

Axelar Networkの運営会社のメンバーやアドバイザーへのインセンティブです。

4年にわたって徐々に放出されていきます。

5%(茶):コミュニティセール

コミュニティセールで販売されたトークンです。2022年9月に5/9がリリースされ、2023年1月には全部のトークンが売却可能となっています。

新規発行分を考慮した流通量

新規発行されるトークン量はステーキング量やバリデータの対応チェーン数などで変わりますが、仮にAXLのステーキング報酬が年利(APY)15%としてます。

さらに上記状況で全員がずっとステーキングしっぱなしの場合は、下記のように流通量が増えます。

出典:Medium(Axelar Foundation)

初期割当数量は10億枚でしたが、上記シナリオでは15億枚以上になり、インフレ圧力が高まりやすくなっています。

ちなみに上記と同じ設定で、ロック中のトークンもカウントして表すと、以下のようになります。

出典:Medium(Axelar Foundation)

ガス代の一部のバーンや投票による方針変更もあり得るので、デフレになる可能性もあります。

相互運用性に関する既存の取り組み

以降ではAxelar Network(アクセラネットワーク)の特徴を見てみたいと思います。Axelar Networkは相互運用性のプロジェクトですので、他の相互運用性のプロジェクトについて確認しましょう。

既存ソリューションの多くは以下のカテゴリに分類されるようです。

  • 中央集権的システム
  • 相互運用性ハブ
  • ブリッジ

特徴とデメリットを紹介します。

中央集権的システム

中央集権的システムは、中央集権型取引所などが提供している解決策です。

例えばBinanceでは、「どのブロックチェーン上のトークンか?」なんて考えず、トークンの交換や預け入れができますよね。あと、手数料は安くて処理は速いので使いやすいです。

ただし中央集権的なシステムでは、サービス提供者の一存でトークンが返ってこなくなるかもしれません。これは大きなデメリットです。

相互運用性ハブ

相互運用性ハブを設けるというアプローチも存在しており、CosmosやPolkadot、Ava labsなどがこの取り組みを行っています。

相互運用性のハブとは、ネットワーク間のやり取りを可能にする存在です。ハブに接続したネットワーク(サイドチェーン)はハブとやり取りができるので、サイドチェーン同士のコミュニケーションが可能となります。

ただし、ハブと互換性のないネットワークとはやり取りできません。

ブリッジ

ブリッジを利用すると、さまざまな規格に対応できます。しかし、開発に工数がかかってしまいます。

ブロックチェーンのペアが増えるごとに、開発者は新しいスマートコントラクトを実装する必要があるためです。また、土台とするブロックチェーンが合意形成のルールやトランザクション形式を変更した場合、作り直しが必要となります。

特定のブロックチェーン同士をつなぐブリッジ(ワンウェイブリッジ)も存在しますが、この場合は1つ1つスマートコントラクトを実装する必要があり、さらに開発の負担が大きくなります。

Axelar Networkの優位性

Axelar Network(アクセラネットワーク)は、既存の相互運用性アプローチへの代替手段と位置づけられています。既存の取り組みと比べてどのような点が優れているのか確認してみましょう。

開発者は簡単に実行

ブロックチェーン(プラットフォーム)開発者は、「threshold account」をセットアップするだけでAxelar Networkを利用できるようになります。つまり、Axelar Network対応の他のチェーンとのやり取りが可能になります。

また、Axelar Networkに新たなチェーンが追加された際、開発者は新たにスマートコントラクトを実装する必要はありません。ハブであるAxelar Networkが行先案内(ルーティング)できるためです。

ルータとは、ネットワーク中のデータ(の中にあるIPアドレス)を見て、行き先を振り分けてくれる機器です。ルーティングとは、通信において通信相手までの経路を判断する仕組みです。

続いて、dApps開発者にとってのメリットを見てみましょう。

Axelar Networkの主要なサービスの1つに「CTP」があり、dApps開発者がこれを(APIから)利用すると、どのブロックチェーン上のdAppsを実装したとしても、他のブロックチェーン上のdAppsと簡単にやり取りできます。

EVMチェーンとCosmos基盤のチェーンをつなぐ

Cosmosはサイドチェーン同士をつなぐことはできますが、サイドチェーンとEVM対応チェーンを直接つなぐことはできません。一方でAxelar Networkは、Cosmos基盤のブロックチェーンとEVM対応のブロックチェーンをつなぐことができます。

Axelar NetworkはCosmosのエコシステムにも恩恵をもたらします。

Cosmosに新たに参加したチェーンは、Axelar Networkのエコシステムに組み込まれます。そのため新たに参加したチェーンは、Cosmos基盤のチェーンだけでなく、Axelar Networkに対応するEVMチェーンにも接続可能となります。

ただし、バリデータは全部のチェーンに対応する必要がなく、対応するバリデータが少ないチェーンは分散性が低下します。

安全性への配慮

DPoS

Axelar NetworkはPoSを基とするDPoSを採用しています。

PoSは他のブロックチェーンで利用されており、実績のあるコンセンサスアルゴリズムと言えるためです。さらにAxelar Networkは、さまざまなOSを使ってバリデータになれるようにすることで、攻撃耐性を高めています。

Quadratic Voting

一部のバリデータへの権力集中を防ぐため、Quadratic Votingが採用されています。

しかし、Quadratic Votingとはどんなものでしょうか。Quadratic Votingを導入していないパターン(通常)と、導入しているパターンを比較してみましょう。

まず、Quadratic Votingを導入してないときはステーキング量と票数が1:1で対応しており、以下のようになります。

ステーキング量:1,0001,000票
ステーキング量:2,0002,000票
ステーキング量:4,0004,000票
ステーキング量:6,0006,000票

一方でQuadratic Votingを採用している場合、以下のようになります。

ステーキング量:1,00030票
ステーキング量:2,00045票
ステーキング量:4,00063票
ステーキング量:6,00077票

Quadratic Votingを採用したパターンのほうが、票数に差が少なくなっていますね。

Quadratic Votingでは、票数を2乗するとステーキング量になります。

ただし、Quadratic Votingが適用されるのはクロスチェーントランザクションの検証時のみです。ブロック生成プロセスではステーキング量と票数は1:1に関係となっています。

その他

上記の他、スマートコントラクトが安全であることもアピールされています。

  • 複数の機関が監査している
  • オープンソースである
  • バグ報奨金制度がある

監査報告を見るといろいろ指摘が入ってました。対応しているかは不明です、、

またハッキングリスク対策として、クロスチェーントランザクションの検証に必要な秘密鍵をローテーションさせていることも書かれています。

まとめ:AXLは資産運用向き?

Axelar Network(アクセラネットワーク)は、コンセンサスアルゴリズムが異なるチェーンをつなぐプロジェクトで独自性を持っています。またチームの詳細が書かれていたり、細かく説明されていたりで個人的には良い印象を持ちました。

他の相互運用性プロジェクトよりも本当に魅力的か、安全性は大丈夫か、という点が重要になりそうです。

Axelar Networkはエコシステムの長期的な安定を重視しており、エコシステム参加者には十分な報酬を配る方針であり、仮想通貨AXLは基本的にインフレ型です。特に1年目は多めに報酬を配布します。

そのため、長期保有と資産運用という戦略が良いのかなと思いました。どこかで大きく下げたら買ってみたいなと思いますし、Cosmosなどについてもしっかり調べてみたいなと思いました!

補足:ビザンチン将軍問題とは

ビザンチン将軍問題は分散型システムに関する問題であり、「離れた場所にいる担当者達が、中央管理者なしで合意形成するのは難しい」ということを示します。

分散的な状態での合意形成はなぜ難しいのでしょうか。これを理解するために、「将軍が敵地ビザンティウムの周りにおり、一斉に攻撃できれば勝てる」という設定で考えてみましょう。

将軍達は手紙で相談します。アナログな手段なので時間がかかりそうですが、攻撃タイミングは決められそうな気もします。

しかしよく考えてみると、将軍のふりをした敵兵が嘘の情報を流すかもしれません。手柄のために嘘の手紙を出す将軍や、合意事項に背く将軍がいるかもしれません。

それらを考慮すると、将軍達は疑心暗鬼になったり、手紙に書かれた嘘の情報を真に受けたりして、一斉攻撃に失敗しそうですよね。

ブロックチェーンではノードが将軍に当たりますね。

ビザンチン障害耐性が求められる

ビザンチン将軍問題が提起したことは、悪意のある者の紛れ込みや合意事項に背く担当者の存在がシステム障害を起こしかねないということです。

これらの原因によるシステム障害はビザンチン障害と呼ばれ、対策が求められています。万全な対策がされた合意形成プロセスは「BFTコンセンサス」と呼ばれ、安定性が高いとみなされています。

BFTはByzantine Fault Tolerant(ビザンチン障害耐性)という意味です。

ブロックチェーンにふさわしいコンセンサスアルゴリズムも、当然BFTコンセンサスであるべきです。ビザンチン障害が起こると不正に儲けられちゃいますし、そのブロックチェーンへの信頼が落ちてしまい、エコシステムが崩壊するかもしれません。

参考ページ

▼ホームページ

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▼ホワイトペーパー

https://axelar.network/axelar_whitepaper.pdf

▼Gitbook

Axelar Documentation
The Axelar Documentation tells you how to get started and be successful using Axelar. Axelar allows developers to build ...

▼トークノミクス

Axelar Foundation – Medium
Read writing from Axelar Foundation on Medium. axelar.foundation. Every day, Axelar Foundation and thousands of other vo...

▼トークンホルダーガイド

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▼ガバナンス

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