突然ですが、
これを読まれている方はキャッシュレス派でしょうか?
それとも現金派でしょうか?
ぼくはずっとキャッシュレス一択で
「現金なんて時代遅れだって(笑)」
と思っていました。
しかし、よく調べてみると現金も侮れないとわかります。
現金には「袋分け」という必殺技?があったのです。
袋分けとは、食費・交際費などのジャンルごとに使っていい金額を、封筒(袋)に分けるという方法です。
例えば、給料日に現金をおろして
・食費3万円
・交際費1万円
・日用品1万円・・・・
のように用途ごとにお金を分けるという感じです。

これなら無駄遣いできません!
「確かに良い方法、捨てがたい。。」
そこで現金管理とキャッシュレス管理どっちが良いのか改めて考えてみます。
現金
◯袋分けで使いすぎを防止できる
✕持ち運び、ネットの買い物が不便
キャッシュレス
◯持ち運び不要、ネットでも便利
✕袋分けができないので、使いすぎる
一時は現金派にねがえろうかと考えました。

そうして迷っていたら
見つけました!
キャッシュレスで袋分けをする方法があったのです!
◯袋分けで使いすぎを防止できる
◯持ち運び不要、ネットでも便利
こんな感じでどちらのメリットも受けられるし
しかも給与日に現金をおろしに行く必要すらありません。
設定をするだけで自動で袋分けができてしまいます。(しかも無料)
実際にぼくも使い続けているやり方でとてもおすすめなので、この記事ではその方法をお伝えさせていただきます!
※キャッシュレスにもいろいろがありますが、その中でもデビットカードが一番お得だと考えており、この記事の方法もデビットカードを使うやり方になっています。
デビットカードがお得な理由はこちら↓をご覧ください!
【クレカよりお得?!】デビットカードに変えると1万円節約できる!
自動で袋分けされる流れ
「袋分け」とは、給与日に現金をおろして「食費3万円、交際費1万円、、、」のように、費用ごとの上限金額を別々の袋に分けて管理するやり方でした。
デビットカードを使えば、お金をおろしたり袋に分ける作業を自動化できる
と言いましたが、どのように振り分けられるかを書いていきます。
イメージしやすいように↓の設定で説明させていただきました。
毎月20日に20万円振り込まれる男性がいたとします。

彼は旅行に行くために貯金を決意して
「コンビニでの無駄買いを減らし食費は3万円におさえる」
「あと友達とご飯に行くのも2万円におさえる」
という目標をたてたのでした。
流れ
この場合、食費用(3万円)のカードと交際費用(2万円)のカードをつくることになります。
もともと3万円しか入ってないカードだったら3万円以上使えないですもんね。
食費用カードと交際費用カードは↓のような流れを自動でつくることになります。
ここでは食費用カードを左から2番目の”ミライノデビット”、交際費用カードを左から3番目の”その他デビット”としています。
手書きですみません(汗)

わかりやすいよう5月19日時点の口座残高はいったん0円としています。
6/20 給与が振り込まれる。
6/27 ”定額自動入金サービス”で指定した金額(5万円)が引かれる
”ミライノデビット”という名前のカードを持っていると利用できるサービスです。(詳しくは後述!)
7/2 27日に引かれた分(5万円)が他行口座に入金される
7/3 ”定額自動振込サービス”で指定した金額(2万円)が口座を移動する。
これも”ミライノデビット”という名前のカードを持っていると利用できるサービスです。(詳しくは後述)
これで残高操作は完了です。
食品を買うときはミライノデビット(残高3万円)で、友達と遊ぶときは残高2万円のカードで決済で使うということになりますね!
このように、残高が設定され、使いすぎを防ぐことができます!
なんとなくイメージつきましたでしょうか?
「なんか3,4回くらい口座の残高変わるけど、最後には予定通り、食費支払用(3万円)のカードと交際費支払用(2万円)のカードができるんだ〜」
という感じが分かってもらえれば大丈夫です!
細かな点は次で見ていきます!
補足
ちょっと難しい内容も含むので、
「概要を先につかみたい!」
という方は飛ばして次に進んでください。
流れでこのまま読まれる方も、はじめはざっくり読んで最後まで行ったあとにもう一度読むとわかりやすいかと思います!

Q1”ミライノデビット”ってなに?
住信SBIネット銀行が発行しているデビットカードです。
他行口座への無料振込数が多いなどトップクラスにお得なカードですし、今回の方法の重要な役割を担っています。
Q2”定額自動入金サービス”ってなに?
”ミライノデビット”を持っていると使える無料のサービスです。
指定した金額を他の銀行口座から引かれます。引かれた4営業日後にミライノデビットの口座に入金がされるという内容です。

https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/jido-nyukin/
Q3”定額自動振込サービス”ってなに?
”ミライノデビット”を持っていると使えるサービスです。
こちらはカード登録時に”スマート認証NEO”というログイン時のセキュリティ登録をすると実質無料で使えます。(全然面倒くさくないですよ!)
ミライノデビットの口座から他のデビットカードの口座に指定した金額を毎月自動で振り込めます。

https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/jido-furikomi/
続いて先程の流れの図にあった青文字の注釈の補足です。

※1
”定額自動入金サービス”では、公式HPのイラストにあったとおり、引き落としのみ先にされて4営業日後に入金されます。
引き落としと入金が同時ではなく時差が発生するのでご注意ください。
※2
”定額自動入金サービス”の入金日は「きりよく1日!」としたいところですができません(´・ω・`)
27日に給与口座から引き落としをする場合、ミライノデビットの口座に入金されるのは4営業日後(だいたい翌月2日)となってしまいます。
※3
”定額自動振込サービス”の振込日は自由に指定することができます!
しかし、※2のとおり給与口座からミライノデビットの口座に入金されるのが、だいたい翌月2日になるので、その1日後の3日としています。
※4(上級者向けです 笑)

手書きの図では3枚のデビットカードで運用し、”定額自動振込サービス”を使って”ミライノデビット”から”その他デビット”に金額を移動しています。
特にこれで問題ないと思いますが
「書籍代1万円を別で管理したい」
という場合は4枚のデビットカードを用意し、”定額自動振込サービス”を使って”ミライノデビット”から”その他デビット”と4枚目のデビットカードに金額を移動するという運用になります。
マニアックな方向けですが、7枚運用までは実質無料でできます(笑)
ちなみに、ぼくは始めはもっと枚数増やそうかと思いましたが、枚数が多いと複雑になる気がしたので、3枚で運用しています。
「交際費と書籍代で2万円!」
みたいに組み合わせれば、3枚でもいけるかなと思います。
メリット・デメリット
ここまで見て、いくつかデメリットも出てきたのでまとめていきます。

結論から言うと、デメリットを加味しても、利用するほうが得だと思っていますが、
①デビットカードの使い方を覚えるのがちょっと大変
②カードを申し込んだり、入金額や振込額の設定に時間がかかる
③カードごとの残高調整が完了する日を自由に決めれない
④金融機関の休業日の影響で、入金・振込のタイミングがずれることがある
これらがデメリットです。
このなかでも①と②に関しては何でもそうなので、耐えていただきたいところです笑
ZOOMミーティングでもなんでも最初はちょっと手間取りますが、慣れたら大したことないです。
③と④は正直ちょっと痛いポイント。
「カード残高が1日に調整できるようにしたい」
「給料日にすぐに残高をそろえた」
ということができません。
「営業日ちょっとずれてもいいわ〜」
「残高が調整されるのが2,3日遅れるかもしれんのなら、月末までに使い切るんじゃなくて2,3日分残るように使えばええやん」
って思える方は問題ないですが、、
厳密にやりたい場合、年に3回くらいは手動で、残高を調整しないといけません。
ただ、現金での運用でもイレギュラーはあると思います。
「疲れて寝てしまってATMにいけなかった(汗)」
「祝日だった!銀行休みで引き出せない」
「なんかめんどくさくなったw」
とか全然あると思うし、引き出すのって何かと時間とか交通費とかかかるので、やっぱり自動化の方がおすすめです。
「なんか悩ましくなってきた(汗)」
という方は、2つのやり方の中間をとったバランスタイプの管理方法も次の項目で解説してるので比べてみてくださいね!
具体的な手順
まずはざっくりと見て、その後詳しく解説していきます。
自動化のための4ステップ!
①支払確認&カードの役割決め
②カードの申し込み&登録
③定額自動入金サービスを設定
④定額自動振込サービスを設定

①支払確認&カードの役割決め
ご自身の3ヶ月分の支出を確認してどんな支払があるか(食費、交際費)、目標(食費は3万円)を決めます。
決まったら、カードを何枚にするか、それぞれのカードでどの費用を支払うかカスタマイズしましょう!(この作業、やってみると結構楽しいです笑)
参考までに、僕は3枚使っていて、
・給与振込用のカード
固定費(家賃、電気代とか)
その他細かい費用(クレカ)
余ったら貯金
・ミライノデビット
日用品
本
Amazon用みたいな感じです
・Sony銀行デビット
食費
ドラッグストア
みたいな感じで運用しましたが、案外うまくいきました。
②カードの申し込み&登録
給与振込口座のカード、ミライノデビットの2枚は必須です。
残りはお好きなものでOKです!
楽天銀行やPayPay銀行のものは手数料がやすくて使いやすそうです。
ぼくは個人的にデザインが好きでSony銀行のデビットカードを使っています笑

https://moneykit.net/visitor/sbw/
だいたい申し込んで1週間くらいで受け取って、そこからアプリに情報を登録していきます。
このときミライノデビットはスマート認証NEOの設定を必ずやってください!
(設定をすると、なんと振込手数料が5回/月まで無料になります。)
③定額自動入金サービスを設定
ここは住信SBIネット銀行のHPを見ながら進めてください!

https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/jido-nyukin/
入金日は27日か5日のどちらかに設定することになりますが、27日がおすすめです。
ぼくは27日に給与口座のデビットに引き落としをかけて、4営業日後ミライノデビットに入金されるというのでやっています。
入金金額は①でカスタマイズした通り。
期間の設定もできますが無制限でも、いったん3ヶ月でも良いと思います。
④定額自動振込サービスを設定
いよいよ最後のステップです!
③と同様にHPを見ながら進めてください!

https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/jido-furikomi/
振込日は自由に設定できますが、3日とか4日がおすすめです。
定額自動入金サービスで入気がされるのがだいたい2日だからです。3だとその後日、4だと1日余裕持ってという感じ。)
振込金額は①でカスタマイズした通り。

これで完了です!
お疲れさまでした!
あとは必要なカードを財布にいれて、月末にはチェックするようにします。
月中とかもちょくちょく確認したい人はアプリの”マネーフォワードME”使ってみても良いかもしれません。

https://moneyforward.com/
バランスタイプ運用方法
前の項目でちょっと触れていた部分です。
ここで説明しているのは現金の管理とキャッシュレスの管理の中間の方法で、
「現金は持ち歩きたくない」
「でもキャッシュレスの運用は何か心配」
という方は試してみてください。
バランスタイプ運用の手順
①支出確認&カードの役割決め
②カードの申し込み&登録
③給与が振り込まれたら、ミライノデビットに振込
④ミライノデビットからそれぞれのカードに振込
①と②は自動化の4ステップと同じです。
③だけ220円の振込手数料がかかってしまいますが、現金をおろしてATMを回るよりは断然効率的ですしめんどくさくなって挫折しません。
あと、この運用してれば無駄遣いしないのでもと取れますよ!
④についてミライノデビットは月5回までは他の銀行への振込が無料になるのでここは費用発生しません!
いきなりキャッシュレスで自動運用するのに抵抗がある場合は、こちらも検討してみてください!
振込金額や振込日の変更方法
先程の手順で定額自動振込サービス、定額自動入金サービスの設定をしましたが、月末に確認をして変更をしたくなるかもしれません。
そんなときは気軽に変更しちゃいましょう!
詳細は住信SBIネット銀行のHPを見ていただければと思いますが、ここでざっくりとだけ触れておきます。

・定額自動入金サービスの変更
入金日を27日にしている方なら、だいたい同月10日までなら金額、入金日ともに変更可能です!
・定額自動振込サービスの変更
こちらは振込の2日前までなら金額、振込日を変更できます。
変更を申し込んだ当日、翌日を変更後の振込日とすることはできません。
例えば7月5日をもともと振込日としていた場合、7月3日までなら変更が可能です。
しかし、振込日を7月3日、7月4日に変えるのはNGってことですね!
ミライノデビットはアプリも結構使いやすくて、思った以上にスムーズに変更もできるので気軽にやってみてください!
まとめ
長くなってしまったので、ここでまとめます!

■おすすめポイント
・デビットカードを使えば、自動で袋分けができる
・最初の登録だけすれば自動!しかも無料!
■デメリットの検討
・ゴールデンウィークなどの銀行が休みの日が続くと手動で振り込まないといけないことも(;´Д`)
・だけど現金おろす手間、おろし忘れを考慮するとキャッシュレスの方が楽!
■自動で袋分けをするには?
・自動化は4ステップでできて、あとは月末にチェックするだけ
・月末にチェックしてみて変更したければ簡単に変えられる
■自動化に抵抗があるときは?
・バランスタイプの運用もおすすめ!
以上まとめでした!
最後に、
いろいろやることはありますが、「自分がなににいくら払っているか」はどんな人も最低限知っておくべきです。
もし、
「把握できてない!!」
という場合は、
銀行やカードの明細を引っ張ってきて、3ヶ月分の支払をまず見てみてください!
そして興味があればこの方法で節約してみてください。
これで終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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